平成19年2月17日 岩国見学会報告
主催;日本技術士会中四国支部青年技術士交流会
土曜日は,技術士会中四国支部・青年技術士交流会の仲間と岩国に行った。錦帯橋を見て,
酒蔵見学する予定だ。朝8時半に広島駅に集合し,観光バスで岩国を目指す。今回の見学会は,
我々青年部会が主催する勉強会の一環だが,広く声をかけたので,技術士関係各位の外に,建
築士関係,その他,一般の方も集まり賑やかなメンバーとなった。まず錦帯橋へ,ここで市役
所の方から錦帯橋の歴史と構造について講義を受ける。この川が形づくった地域と,それにつ
ながる歴史を,この橋を守ることで維持しようという気概がひしひしと伝わる。それから,観
光ボランティアの人に岩国の観光スポットを説明して貰う。錦帯橋のあたりは岩国城とそれに
連なる城下町で歴史的な建物などがある。結構整備されていて,ちょっとしたスポットだ。桜
の頃や,ツツジの頃またゆっくり来てみたいと思う。
あいにくの寒い雨で,傘をさして,ぞろぞろ行進する。時間的にも余裕がなかったが寒いこと
もあり,早々に切り上げる。お昼ご飯は,名物岩国寿司だ。100年ぐらいやっていそうな店
に案内され,お昼ご飯を食べた。とにかく冷えた体には暖かい食べ物がなによりのご馳走だ。
ここで一息つく。古い日本家屋には,それだけで人を和ませる力がある。
お昼からは,岩国市内の八百新酒造で酒蔵見学酒造りについて説明を受ける。ここでは,錦川
の河口に近い小さな酒蔵,手作りでお酒を造っているのが,良く解る。お酒の作り方を,工程
ごとに説明をうけ,みんな真剣に聞く。説明を受ければ受けるほど,お酒の複雑さ,人の手を
経なければ,作ることが出来ないものがあることが解る,美味しいはずだ。
その後,待ちに待った試飲の時間,みんなで講釈を垂れながら試飲する。すっきりして飲みや
すいお酒だ。蔵の中に,大昔から住んでいる酵母が作ったお酒なのだろう。ただ,最近は地下
水が低下して汐の影響を受けるので,50Kmぐらい上流から水も運んでいるそうだ。地下水の
低下は,上流のダムの影響だろうということで建設系の我々はちょっと耳が痛い。帰りには,
みんなそれぞれ,お酒買って帰りました。今回の見学会,大変良かったです。
また行きたいものです。幹事さんご苦労様でした