日本技術士会(以下 本会)中国本部は,平成27年に創立50周年を迎え,平成27年8月1日に中国本部年次大会・創立50周年記念式典が開催されました。併せて,建設部会設立例会も開催され,20技術部門全てに対応した合同部会(8部会)が揃うこととなりました。これにより,多様なCPD機会の創出をはじめ,部会活動の深耕・活性化が期待されます。しかしながら,大部分のCPD実施は事務局所在地の広島県に集中しており,会員サービスの格差是正のためには,岡山県支部に続く県支部の設立が急務となっていました。
こうした状況の中,山口県支部及び鳥取県支部設置の機運が高まり,平成28年6月に両県から「支部組織の設置について」が発議され,第16-2回役員会(メール審議)により,両県支部の設置が承認されました。これを受けて,平成28年6月19日の本会総務委員会の審議を経て,平成28年7月13日の本会理事会で山口県支部及び鳥取県支部の設置が承認されました。平成28年9月10日に開催された第16-4回役員会において,山口県支部長及び鳥取県支部長の選任が承認され,両県支部が本格的に活動できる基盤が整いました。
今後の県支部の活性化を視野に,多くの会員に本会中国本部の活動に携わっていただくことを狙いとして,「中国本部の運営における個別事項に関する手引き」を改正し,委員会委員及び部会幹事の定数を20名から30名に増員することとしました。改正にあたっては,平成28年2月18日に開催された本会総務委員会の承認後,平成28年4月16日に開催された第16-1回役員会で改定が承認され,同日付けで新たな運用が始まっています。
本会中国本部が多様なサービスを展開するなど,充実した活動を実施していくためには,言うまでもなく財政の健全化を図る必要があります。中国本部の入会率は8地域本部の中でも最低の19%(2016年8月)に留まっています。財政の健全化のためには,中国本部管轄下の正会員を増員することで,地域組織活動費収入の増額を図っていくことが考えられます。
しかしながら,何らかに事情により本会に入会することができない技術士もいらっしゃることでしょう。本会中国本部には,「中国本部会報」定期購読制度(年購読料5,000円)があります。本会の入会が難しい技術士の方は,本制度を利用することができます。本制度にお申し込み頂くと,会報の送付に加えて,各種行事の案内がメール等で案内され,会員と同様に各種行事に参加できます。本制度で各種行事に参加される場合,非会員扱いにはなりますが,参加費の割引の特典(一部制約あり)もあります。この制度により,技術士は中国本部のサービスを受けることができ,中国本部は財政の健全化に好影響を及ぼすことになり,win-winの関係を築くことができます。
平成29年10月には,山口県において第44回日本技術士会全国大会が開催される運びとなりました。山口県開催ということで,テーマは「維新百五十年」〜新しい時代を作る技術士の役割〜 と定められています。現在,開催に向けて,本会中国本部および山口県支部が連携を取りつつ,準備を進めているところです。是非,全国大会を成功させ,これを契機として,本会のさらなる活性化および発展のために皆様のご理解とご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
・役員会に諮る事項の提案並びに事前審査
・役員会での決定事項に関わる具体化、周知
・会長表彰及び名誉会員の推挙など会員の顕彰
・諸規定の管理(制定、改廃)
・統括本部・他本部・県技術士会及び他学協会との連携方策、並びに部会の設立・運営に関わる事項の企画・立案
・中国本部の基本運営に関わる事項の企画・立案
・会員拡大に関わる総合的な企画
・収支予算及び収支決算の策定、・収支予算の執行管理
・その他、他の常設委員会の所掌にない事項
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